栗川商店
作り手 / 栗川商店 素材 / 和紙 地域 / 熊本県山鹿市鹿本町
京都・丸亀と共にうちわの三大産地に数えられた来民の伝統を受け継ぐ唯一の工房・栗川商店。
来民うちわの始まりは、慶長5年(1600年)に四国は丸亀の旅僧が一宿の謝礼にうちわの製法を伝授したこととされています。
柿渋をうちわに塗ることで和紙を丈夫にし、長持ちさせ、防虫効果の役目を果たしてくれます。
熊本の来民でしか作られない来民渋うちわは、"民が来る"と言う意味で商売が繁盛するとされ、縁起物として贈り物にも使われてきました。
雨晴でお取り扱いするのは、小振りで愛らしい紫陽花「甘茶」をあしらったオリジナル。
表面に光を当てると、和紙が透けて紫陽花越しに雨が降っている様子が浮かび上がってくる仕掛けもあるうちわです。