能作
作り手 / 能作克治 素材 / 錫・真鍮 地域 / 富山県高岡
先人が積み重ねてきた知性に敬意を払い、革新的な鋳物づくりを追求する能作。
富山県高岡市に工房を構え、“素材・技術・デザイン”をキーワードに、
新たな伝統の創造を目指しています。
純度100%の錫製品群も、その斬新な発想のもとに誕生したシリーズのひとつ。
錫は非常に柔らかな素材であるため加工が極めて難しく、
通常は他の金属材料を加えての仕上げが行われています。
しかし、能作の職人がもつ高度な鋳造技術により、それらを一切含まず成型することに成功。
容易に曲がる独特の質感は手にしっくりと馴染み、うつわへ伝わる温度によって心地よさを感じます。
「酒の雑味が消えて美味しくなる」とされる錫の酒器は、
平安時代より貴族や武士たちに愛されてきたとか。
お酒の時間をより豊かにしてくれる逸品です。
[ プロフィール▼ ]
- 1916年
- 高岡市京町にて、青銅鋳物により仏具の製造を開始
- 1967年
- 業容の拡大に伴い、有限会社ノーサクを設立
- 2002年
- 業容、業域の拡大に伴い、株式会社 能作と改組改称
- 2003年
- 錫(100%)製の鋳物、主にテーブルウェアの製造を開始
- 2012年
- パレスホテル東京に「能作」を出店
- 2014年
- イタリアミラノに能作ショップをオープン
- 2016年
- 創業100周年を迎える