ハタノワタル / Wataru Hatano ART
Area:京都府綾部
Material / 和紙・土・顔料
雨跡2022から新たに仲間入りしたハタノワタルさんのアート作品。
和紙、土、顔料などが幾層にも重ねられ、
長い年月をかけて積み重なってきたものの美しさを表現した代表作「積み重なったもの」
そして本展に向けて制作していただいた「山」の情景を描いた作品が一堂に介します。
ハタノさんのアトリエに伺った時に教えていただいたのは和紙への想い。
消費量が激減した和紙の素晴らしさを再認知していただき沢山の方に使って欲しいとの思いから、
工芸的な和紙小物だけではなく、アート作品の制作やインテリア空間での和紙の使い方の提案を精力的に行なっているとのこと。
アトリエには和紙を貼り巡らし、
ハタノさんのご自宅の床も壁も食卓も何なら雨水の排水管にも和紙!
当たり前のように感じていた障子越しのやわらかな光の心地よさが当たり前ではなくなった今だからこそ、
和紙のことをもう一度学びたいなとハタノさんに出会って思うことができました。
和紙のある空間の心地よさをどうぞお楽しみください。
[ プロフィール▼ ]
- 1971年
- 淡路島生まれ
- 1995年
- 多摩美術大学絵画科油画専攻卒
- 1997年
- 黒谷和紙研究生となる
- 2000年
- 黒谷和紙漉師として独立
- 2007年
- 京もの認定工芸士
- 2022年
- Wa.galleryに所属
空間施工、アート、国内外での展覧会グループ展多数
主な仕事はlog-尾道施工とアート、広島郵便局アートウォール、
tou-nishinotoinアートワーク他