由起子窯
作り手 / 土屋由起子 素材 / 陶土、陶石 地域 / 佐賀県唐津
Director of photography / Bungo Kimura
Director of photography / Bungo Kimura
[ 豆腐の味噌漬け ]
- 木綿豆腐…1丁
- 味噌…白味噌 360g
赤味噌 240g
ガーゼ・タッパーを用意しておく
- 豆腐をキッチンペーパーで包み、まな板などではさむ。まな板の上に、皿などの重しをのせ、30分以上おき、水気を切る。適当な大きさに切る。
- 白味噌6対八丁味噌か赤味噌を4の割合で漬け床をつくる。
- タッパーに半分敷き詰め、濡らしてよく絞ったガーゼをひく。その上に豆腐を並べ、ガーゼをかぶせ、残りの味噌をまんべんなく、平らにのせる。
- 冷蔵庫で1晩以上おく。1週間以内に食べる。残った味噌でもう1回豆腐をつけたり、黄身をつけてもよい。
[ 栗ご飯 ]
- 米…2と1/2合
- もち米…1/2合
- 水…3合分
- 酒…大さじ2
- 栗…500g
- あずき…1/3カップ
- 塩…適量
- 栗はさっと洗い、半日以上水に浸しておく。鍋にたっぷり水を張り、塩を少々入れ、沸騰させる。栗を入れ弱火で、30分茹でる。火を止め、茹で汁に浸したまま粗熱をとる。
- あずきをさっと洗い、半日以上水に浸しておく。鍋に浸した水ごとあずきを入れ、強火で沸騰させ、湯をこぼし、再び水をたっぷり入れて、火にかけ20分茹でる。
- 米を研ぎ、ざるにあげ30分置いておく。1の栗の皮をむく。
- 土鍋に米を入れ、あずき・栗・水・酒・塩を入れ30浸水させる。
- 蓋をし火にかけ強火にし、蒸気が吹き上げたら弱火にし12分したら、火を止め15分蒸らす。 ※土鍋・鍋によって火加減と時間が変わるので、通常通りに火入れしてください。
幼少期から身近にあった唐津焼に魅了され、作陶をはじめたという土屋由起子さん。
つくっては使い、つくっては使いを繰り返し、
食卓に素直に馴染むうつわを考えられています。
一見すると荒々しく力強い印象でありながら、
随所に宿る女性らしい繊細さ。
その至妙のバランスとざんぐりした土味が、唐津焼の魅力を体現しているようです。
とくに黒唐津の景色は同じ釉薬でもひとつひとつが個性豊かで、
どんな料理も受け止めてくれる大らかさをもっています。
使い勝手がよく、盛り付けることが愉しくなるうつわです。
作り手のお仕事の現場を訪ねて、ものづくりの生産背景を知る。
作り手自身の暮らし方や道具の使い方を知ることで、心地よいくらしのヒントを得る。
くらしをつくる人 Vol.3
由起子窯 土屋由起子さん
[ プロフィール▼ ]
- 1971年
- 唐津に生まれる
- 1987年
- 作陶に触れ興味を持つ
- 1994年
- 古唐津窯址探訪/古唐津を基本とした作陶開始
- 1998年
- 唐津・中里隆氏に師事
- 2000年
- 初個展/ギャラリー一番館(福岡)
以後、各地で個展開催
- 2002年
- 現在地に由起子窯設立
- 2004年
- 結婚/夫は銀座小料理『ろばた』主人
- 2006年
- 長女出産/しばらく休業
- 2010年
- 作陶再開!