辻野剛 / Takeshi Tsujino
Area:大阪府和泉
Material:硝子
光が透過することでその全貌がわかるガラスのうつわは
自然光や蝋燭の灯りしか無かった時代にはどのように見えていたのでしょうか
障子を通して届く柔らかな光があまりに心地よいこの場所に
辻野さんの代表作abyss(海から拾ってきたもの)を沢山並べてみました
光を綺麗に透過するもの
光を内部に留めてその全貌がはっきりしないもの
色の判別もつかないもの
一見すると無国籍な佇まいをもつ辻野さんの作品ですが
光と作品の関係性を知ると日本人の「侘び寂び」の感性が秘められているのだと気づかされるのです
[ プロフィール ]
- 1964年
- 大阪市生まれ
- 1985年
- 大阪デザイナー専門学校卒
- 1986年
- アメリカに渡り、ピルチャックなど様々な学校や工房で吹きガラスを学ぶ
- 2001年
- 大阪府和泉市にガラス工房「fresco」を創立
- 2005年
- ガラスブランド「fresco」を立ち上げる。以後スタッフとともに、ガラス製品の制作に取り組んでいる。
※雨跡2022展示作品は10月28日(金)から順次掲載予定です。
どうぞご期待ください。