Shimoo Design × 雨晴「ワビとサビ」

 

 

水墨画のような情景が広がるShimoo Designの浮様に
景色盆栽作家小林健二さんの手で瑞々しい苔をしつらえた静かな空間。

 

日本人の精神性を語る上でかかすことのできない
「詫び寂び」をコンセプトにした展覧会を開催いたします。

 

こういう情勢だからこそ五感で感じる心地よい空間をお愉しみ頂ければ幸いです。

 

皆様のご来店をお待ち申し上げております。

 

◇作家在廊について
この状況を受けまして作家の皆様の在廊は控えさせて頂きます。

 

◇オンライン販売について
会期終了後にオンラインショップに掲載いたします。




浮様大皿

 

昨年の11月。
展覧会の打ち合わせのために久しぶりにShimoo Designのある富山県八尾に伺いました。

 

その時に見せていただいたのがこちらの大皿。
大きいもので幅が600mm程ある大作です。

 

このうつわはちょうどオープンまであと数日と迫っていた富山県利賀村に移転オープンする
「Cuisine régionale L'évo」の谷口英司シェフのために制作されたもの。

 

 下尾さんが大きな木の塊と向き合い、そこから受けたインスピレーションに導かれるように削り出し制作した一点もの力強い作品です。

 

「このうつわにどんな料理を谷口さんが盛り付けてくれるかとても楽しみ」
と下尾さんが嬉しそうにお話をしてくださったのがとても印象的でした。

 

この大皿をメインにした展覧会を開催したいと下尾さんからお話をいただいたのですが
お打ち合わせの中で話題にでてきたのが景色盆栽作家「小林健二」さんのこと。 

 

何を隠そう、下尾さんと金子の出会いのきっかけを作ってくださったのは小林さんなのです。

 

「この大きなお皿をお庭に見立てて、小林さんに瑞々しい苔の景色をしつらえて頂いた静かな空間を雨晴で見ることができたらお客様にも喜んでいただけるかなあ」

 

そんなお話をしてその日は富山を後にしたのでした。

 

苔と石の景色

 

東京に戻ってから、下尾さんの展覧会にご協力いただきたい旨を品品の小林さんにお伝えすると二つ返事でご了承いただき一安心。

 

いつも前向きにお仕事を受けてくださるので本当に感謝しています。

 

「ワビとサビ」というストイックなコンセプトの展覧会にしたいとお話をしたところ、
こんなに素敵な盆栽を制作してくださいました。

 

小林さんの真骨頂ともいえる、苔と石と植物でしつらえたうつわの中に広がる四季折々の情景。

 

下尾さんの浮様がもつ儚げな表情と小林さんの生み出す詫びた空気があいまって静かで心落ち着く空間が生まれました。

 

Brion Vase

 

定番でお取り扱いしている浮様のBrion Vase

小振りのサイズが今回の展覧会でデビューします。

 

お花を生けてもそのまま飾っても様になる、佇まいの美しい花器です。

中にガラスの落としが入っていますのでお水を張って生けることもできますよ。

 

KAZARIDAIと景色盆栽

 

この組み合わせが見たかった。

 

Shimoo DesignのKAZARIDAIHOU-SAは小林さんの景色盆栽との相性が抜群。
HOU-SAについては、小林さんの盆栽を飾る台として生まれたという誕生秘話があるほどです。

 

Shimoo Designと品品が生み出す美しい室礼をどうぞお愉しみください。

 

新・RAI / 蕾

 

RAI/蕾という作品は以前もあったのですが、装いを新たに再登場。

 

たわみや歪、口元の欠け、有機的なフォルムに浮かび上がる鼠のグラデーション。
その違いを一点一点手に取ってご覧頂ければ幸いです。

 

うつわとしてもオブジェとしてもお勧めの作品です。 

 

浮様とカエデ

 

見事な枝ぶりの青々としたカエデとShimoo Designのテーブル。
今回はBrionのテーブルも店頭に飾ることができそうです。

 

「詫び寂び」

 

こんな時代だからこそ日本人の精神性が凝縮されたこの言葉を意識した空間で癒されていただきたい。

 

そのような想いでShimoo Design 下尾和彦さん、さおりさん、品品 小林健二さんと一緒に創り上げました。

 

その心地よさを雨晴で体感して頂ければ幸いです。

 

 

Photo by Yuka Yanazume