●25-IM59 灰陶加彩壺(動物文)

広大な大地を横断する、西から東へと続く旅路。
かつてシルクロードを行き交った人々が目にした石窟の情景や、風化した壁画、祈りのこもった建造物たち
この壺は、そうした記憶の断片からインスピレーションを得て制作されました。
大きく構えた灰陶の器肌は、時を経た壁画土のような風合いを宿し、静けさと重みを感じさせます。
その上には、のびやかに広がる絵付けが施され、色彩はあたかも古の祈りが呼吸しているかのよう。
この壺に込められているのは、遠い時代の人々の祈りと、文化をつないだ旅の痕跡。
それは、今もなお静かに息づく美の記録です。

作り手：松本郁美 / 滋賀県
素材：陶器
サイズ：約Φ360mm H230mm

商品番号　F01005

≫Online Exhibition 松本郁美 × 雨跡/AMART at KYO AMAHARE 「幽玄」

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